サマソニ2日目

もうサマソニ終わってから2日も経っちゃったんですよねぇ。早いものです。この2日間はサマソニで負った激しい日焼けと筋肉痛に苛まれ、それらを癒すのでいっぱいいっぱいでした。特に日焼けがひどい。鼻のカワがめくれまくってヒリヒリします。


今更ではありますが、サマソニ2日目の行動履歴&所感です。


・AM9:00起床。2日目の午前は「絶対に観たい!」というものが特にありませんでしたので、ちょっと遅めに会場入りすることにしました(前日の疲れですっごい眠かったし)。
1日目の会場入りの際、とにかくシャトルバスの行列が長すぎたということがあったので、2日目は西九条の駅からタクシーに乗っていくことにしました。タクシーにはすんなり乗ることができ、会場まで十数分で値段もそこそこ(忘れた)、実に快適に会場入りすることができました。

The Pipettes(オーシャンステージ)
会場入り後、荷物を預けにまずOASISのクロークへ。その後はグッズを見ようと思ってたんですが、売り場の長蛇の列を見て予定変更、いつも読ませてもらってるブログとかでおすすめされてたThe Pipettesを観ることに。
メンバー全員女の子っていう情報以外まったく前知識がなかったんですが、「The ○○」っていう名前からもーちょっとバンドっぽいものをイメージしてました。それだけに実際のモノを見て驚愕。ちょーキュート。ちょーラブリー。特にメガネかけてた子がものっそい好みでした!なぜ僕はここまでメガネに弱いのか…!メガネっ娘ばんざい!
会場入りしたのが11:15くらいだったのでラスト3曲くらいしか聴けなかったんですが、もうちょっと早く来てもうちょっと観てもよかったなと思えるグループでした。

・OK Go(同上)
この日最初の目的であるOK GoとEditors。あまりに暑いせいか何なのか、理由は良く分かりませんが結構前目のいい位置を確保することができました。
観に来てる人の数は多すぎず少なすぎず。YouTube効果もMTVのパフォーマンスも一般人にはあんまり浸透してないってことなんでしょうか?
それでもやっぱ大いに盛り上がりました。1stと2ndほどよく混ざったセットリスト(だったように思う)で、MCとか曲の間奏の引っ張り方など、うまい具合にオーディエンスを引っ張ってくれていたと思います。全体通してなんかもうあっという間に終わってしまいました。もうちょっと楽しみたかったなぁ。
演奏前の機材チェックとかのときに、明らかにメンバーらしき人物が機材をいじってて、ツレと「あれ絶対メンバーだよね?」とか言ってたら案の定ギターの人でした。あとOK Goのサイン会を近くで見ていたそのツレから聴いた話なんですが、PVとかでノリノリで踊ってるあのモミアゲの人がものすごい気さくでイイ感じだったそうです。他のメンバーも礼儀ただしくて非常に好印象だったとか。そういう小話を聴いて、また彼らの印象がよくなったのでした。
# そのツレは期待していたA Million Waysの踊りはおろか、演奏すら聴けずに非常に残念そうでした。

・Editors(同上)
個人的に2日目で3番目くらいに楽しみなEditors。去年見たときは屋内で、周囲にいた人も結構盛り上がってたんですが、今回は屋外で会場も広めってこともあってか、僕の周りに居た人の反応はなんかちょっとイマイチでした。基本的に単調な曲が多いし、あまり知らない人からするとノリづらいのかなぁとか思ったり。
セットリスト的は僕的には文句なし。結構聴き込んだ1stの主要曲はもちろん、それほど聴き込みをしていない2ndからも僕の好きな曲ばかり。ウットリしながらボーカルの人のクネクネした動きを見つめていました。
ただ未だにEditorsが昼のオーシャンステージってのが理解しかねます。どっちかって言うと日没後、もしくは屋内が向いてるバンドだと思うんだけどなぁ。Interpolの前とかだと僕は大喜びしたんだけどなー。

・休憩その1(OASIS
午前の部を一通り終えて、Interpolまでの間で一休みすることに。
グッズを観たけど目ぼしいモノは既に完売。HMVのブースでツレがKlaxonsのアルバムを買った以外、特に何も買いませんでした。
遠めからB'zの演奏とかムーディのムード歌謡を聴きながら、腹ごしらえと称してカキ氷を食べました。木陰でのんびり休憩している際には、バーベキューしている客にからんでいるMTVのVJ Booを見かけました。(遠めから見ただけなんだけど、特徴的なモミアゲ、横にカメラマンがいたことから間違いないかと)
その後、Klaxonsのサイン会に出るというツレと別れ、Interpolを観るために一人ソニックステージへ。

・The Stranglers(ソニックステージ)
Interpolを観るためにスタンバってるときにちょろっと観ました。ニューウェーブ系のオジサマバンドって前知識だけだったんですが、偉大なる先人って感じで結構よかった。
ストラングラーズ終了後、Interpolのために前線へ突入。

Interpol(同上)
2日目私的メインアクト。生Interpolは凄かった。
いいことなのか悪いことなのかは微妙なところですが、人の入りがそれほどでもなかったため、いちばん前から3列目くらい、ややダニエル寄り(左)というすばらしいポジションで観ることができました。ダニエルのまん前だったってこともあり、ダニエルステップも「これがあのダニエルステップか!」と感動しながら、思う存分この目に焼き付けてきました。
セットリストはほぼ予想通り。Obstacle 1とかPDAみたいな1stの曲、EvilとかSlow Handsみたいな2ndの曲、The Heinrich ManeuverやRest My Chemistry、Mammothといった3rdの曲まで、現状でほぼベストな選曲だったんじゃないかと。僕自身は1曲目のPioneer to the Fallsから頭のネジが緩みまくりで何だかわけのわからない状態になってました。
基本的にInterpolはライブがビミョーってイメージだったんですが、この日のInterpolはポールさんの声もしっかり出てはったし、他にも目立ったミスとかなかったし(強いて言えばダニエルのギターの音がでかすぎて、逆にポールのギターの音がちいさすぎた)、いい感じの演奏を聴くことが出来たんじゃないかと思います。
とにかく4人ともクールなオーラが出まくり。なんなんだあんたたちは、ホントにカッコよすぎだよ!
なんかうまく言葉に言い表せないけどとにかく素晴らしかった。興奮しっぱなしの1時間弱でした。

LCD Soundsystem(ダンスステージ)
Interpol後の満足感と外の暑さからくる放心状態でOASISをウロウロした後、「あぁ、Klaxons聴かなきゃ」とダンスステージへ。
ダンスステージは武道場みたいなちっこい施設にビニールシートを敷いただけというなんともお粗末な会場だったんですが、狭いせいもあってか会場はすでに7割入り。確かに屋外で踊るよりはマシっちゃマシですが、それにしても粗末すぎる…。
そんなダンスステージではちょうどLCD Soundsystemの演奏が始まるところでした。
LCD Soundsystemは好きといえば好きなんだけど、今回に関してはほとんど予習もしてなかったし、Klaxonsの前じゃなければ多分観ていなかったんですが、これがまた予想以上に楽しかった。
1曲目からいきなりダフトパンクだし、2枚ともCD持ってるせいでなんだかんだで知ってる曲ばっかりだし、嫌が応でもノセられるんですよね。期待してなかったっちゃ失礼ですけど、やっぱりこの人たちはすごいです。2日目の「予想以上に楽しかったで賞」はLCD Soundsystemに決定。
おかげでKlaxonsを前にして既にテンションは最高潮。

Klaxons(同上)
個人的に2日目で2番目に楽しみにしてたのがKlaxons。サイン会に行ったツレから「車椅子乗ってた」っていう情報を聴き、「そういえば1人脚ケガしたとか言ってたな、大丈夫なのか??」と不安に思ってたんですが、その彼(ジェイミー)もちゃんと車椅子でステージに上ってました。痛々しかったですが頑張ってました。
会場はKlaxonsの今の勢いを象徴するかのような、異常なほどの盛り上がりでした。狭い会場は入場規制がかかり、会場にいる全員はとにかく踊り狂うという、ここは天国か地獄かといったような、そんな感じ。
僕も全身の筋肉が上げる悲鳴を無視し、とにかくアホみたいに踊りまくりました。
楽しかった。
# ツレはちゃっかりKlaxonsのサインを貰ってました。うらやましすぎる。

Maximo Park(同上)
Klaxons終了後、満員だった会場からは人気がうせ、一気にガラガラに。「マキシモなのにこの人数はないわなー、もうちょっとしたら人も一気にドバっと増えるに決まってるよなー」と思ってたんですが、開始寸前になってもほとんど人は増えません。結局人はほとんど増えないまま演奏開始。
演奏はよかった。なんだかんだ言っても僕がDVD持ってるバンドってOasisMuseMaximo Parkだけですもん(オマケDVD除く)。やっぱ好きなバンドの演奏はいいもんですよ。
インターポールも前日見たルーニーもそうだけど、キーボードのパートがあるバンドはキーボードがアクセントになってて普通のスタイルとはまた違った味がありますよね。マキシモは特にキーボード色が強いし、この日の演奏もキーボードがいい味だしてた。すっごいノリノリだったし。ボーカルのポールもいつも通り(DVDで観たライブしかしらないけど)1曲ずつMCで曲の解説を入れてくれるし、演奏中は思いっきり飛びはねまくってました。盛り上がるところは盛り上がる、しっとりするところはしっとり。アンコールにも応えてくれたし、とにかく満足いく演奏でした。
それでもやっぱり人が少なかった。僕一人熱狂しても周りに人が(それほど)いない。そのせいでオーディエンスの一体感というものはあまり感じられなかったかも。(「こんなちっちゃい規模でマキシモの演奏を観れるなんて!」っていう喜びの一体感はあったかも)
会場が満員(プラス入場規制)だったKlaxonsと比べて少ないのはもとより、Interpolなどなど、2日目に僕が見た演奏の中でもいちばん観客数が少なかったかもしれません。やっぱTravisとかサムとかブラックアイドピースとかと比べるとちょっと格下になっちゃうのかなぁ?
最後の最後までTravisとどっちを見ようか迷いはしましたが、あの規模でMaximo Parkのライブを観られるなんてそうそうあるもんじゃないですもんね。ダンスステージに残ってよかった。

・番外編・終演後
マキシモパークの演奏が終わり、残るはおウチへかえるだけ。ここからが地獄でした。
思い出すのも億劫なので詳細は省略しますが、とにかく会場からウチにつくまで4時間近くかかりました。主にバスに乗るかタクシーに乗るかで迷ってウロウロしたことによるタイムロス、橋の渋滞につかまったことによるタイムロスなど。ギリギリ終電で帰ることが出来ましたが、あやうく周辺でもう一泊しなければならなくなるところでした。
「最悪だ」とまでは言いません。去年までの会場と比べると、荷物を預けるクロークが出来たり(たぶん)駐車場も大きくなってると思うし、メインステージもちょっと広くなった。けど屋内会場がビミョーとか、悪い点いくつかあります。
それでもやっぱり最大にして最悪の点は「アクセスが悪すぎる」、この1点に限ります。予想通りといえば予想通りなんだけど、やっぱりひどい。地理上の問題もあるので改善は難しいとは思いますが、なんとか最善はつくしてほしいものです。(できれば最低限、行き来のシャトルバスに市バス的なモノを使うのはやめてほしい。疲れ切った帰り道にバスにぎゅうぎゅう詰めで50分、吊り輪につかまり続けるのはやっぱりしんどい)


・総論
なんだかんだでやっぱりフェスは楽しいですよね。今年は会場が変わったりもしましたが、基本的には満足しています。あの独特の雰囲気、一度知ってしまうとなかなかやめるにやめられませんよね。
でも今年は暑すぎた。避暑地がなかったこともあるだろうけど、本気で気候的な限界を感じたのは過去3回で今回が初めてかも。炎天下の下、「暑さ対策を万全に!」って言っても薄着以外に方法はないし。
もちっと快適に観られるように、観る側としても何らかの対策が必要かもしれない。そう思ったサマーソニック2007でした。
たのしかったー。