変身

カフカの「変身」、読み終わりました。
予想以上に(ページ数が)薄い本でしたが、たいへんにせつないお話でした。
読み終えたあとに何かが尾を引く、かといって気分が悪くなるだけじゃないってのが良作の証だと思います。


物語の良し悪しは置いといて、150ページ前後の本の1/3弱があとがきってのはどーなんですか?
残り3分の1、50ページくらいってのは、話が佳境にさしかかり「ページ数的にここから盛り上がってくるぞ!」と期待を抱いた辺りで唐突に終わる、そんなページ数です。肩透かしってのはこういう状況を言うんだと思います。
心は完全にこれから来るであろうクライマックスを期待してるってのに、そんなところでいきなり終わるなんて酷すぎる…。


そんなわけで本を作る人は、もーちょっと全体のバランスを考えて作ってほしいと思ったのでした。
でもあとがきはあとがきで面白かったんですけどね!


これで手持ちの小説ストックがなくなってしまいました。勉強本もいいけど、やっぱ小説も一冊はカバンに欲しい。
次は何を買おうかなー。