ビートルズ本

YouTubeの本も読み終わったのでまた本を買いました。今度も思いっきり趣味に走ってビートルズ本。

これがビートルズだ (講談社現代新書)

これがビートルズだ (講談社現代新書)

全曲について解説が加えてあるというのに惹かれて買いました。まさに「曲ごと解説」なので既に半分くらい読み通すことが出来たんですが、諸手を挙げて「これは良書だ!」と言えるような本ではありませんでした。
なんていうのかな、完全に筆者のキモチの入りまくってるせいで書いてあることがどーも中立的視点に立っての意見のように思えないのです。独断と偏見に基づいているというか。読んでて「この人はジョンよりポールのほうが好きなんだろうな、あとリンゴのことはオマケ程度にしか思ってないんじゃないか」とかそんなことがなんとなくわかるんですよね。
あくまでも「感想文」的な本なのだと言ってしまえばそれまでなのですが、なんか言ってることが結構押し付けがましい感じがしました。ぶっちゃけて言うとちょっとイラっときた部分もあったりなかったり。


音楽に限らず芸術作品なんてものは受け取る人によってかけがえのないものにもゴミ以下のものにもなってしまうもの。そういう意味ではこの方の立場からみたビートルズってのはこの本に書いてある通りなんだろうなと思いました。


全くのダメ本ってわけでもないんですよ。こういうスタンスの受け取り方も出来るんだな、とかそういう参考にはなるんです。ただちょっと押し付けがましい点が…(ry
実際にビートルズの曲を聴きながら読んでみるとまた違う感想を抱くのかも知れませんが、やっぱり「こいつはイイ本!絶対オススメ!」とはいえない、そんな本でした。


個人的にはもちっと「この曲はこんな感じで録音された」とかそういう情報が読みたかったんだけど、それなら評論本じゃなくて解説本とかを買うべきだったんだろうなぁ。