エンディミオン読了

エンディミオン上下巻読了しました。巻末の解説に書いてあった「ハイペリオンを読んで無い人はぜひ読んでみてください」には激しく同意するんだけど、「ハイペリオンを読んでなくてもある程度は楽しめる」みたいなのには同意しかねます。明らかに「ハイペリオンシリーズ 第3部」的な内容であるわけで、これはハイペリオン&没落の後に読むべきだろう、と。
ちょっとヘタレなヒーローと将来の救世主、そしてアンドロイドの3人が忍び寄る魔の手から逃げるだけという単純な話なくせに何故こんなに面白いのか。ところどころに前作までのカケラが散りばめられてて読みながら「そういえばそんなのあったなぁ」としみじみしながら読み進めました。それはもうサクサクと。
とはいえこれでもまだハイペリオンシリーズ全4部の3番目。話はひと段落したけれど伏線は張りっぱなしだし、とにかく「ひと段落」に過ぎません。続きがすごい気になる!
だけどあの量を読み終わった達成感が強く、エンディミオンの覚醒を読む手が遅々として進まないわけです。エンディミオンも相当分厚かったけどエンディミオンの覚醒はもっと分厚いんだもん。(なにせ文庫の癖に1冊1000円近くしやがる、しかも上下巻)
すっごい面白かったんだけど、ちょっと休憩したいかも。今月中に読み終わるのを目標に頑張りたいところです。