マキシモパークとリトル・バーリー

今日も今日とてHMVへ行ってきました。わけのわからないインストイベントのせいで雑誌コーナーに立ち寄れずクロスビートを買い損ねてしまいましたが、代わり？にMaximo ParkのDVDとLittle Barrieのアルバムを買ってきました。

Found On Film [DVD]

DVDのほうは火曜日、そう、平日と間違えて会社へ出かけたあの日、帰りによったHMVで何気なく試聴して購入を決断。しかしながら「毎度の衝動買いにより経済状況が明らかに切迫してきている今、更なる衝動買いはいただけない！」とその場は踏みとどまりました。が、一度買おうしたものを中断したときのもどかしさったらないですね。この3日ヒマだったせいもあって「あー、あのDVD買っとけばよかったぁ」とかそんなことしか頭に思い浮かばないわけで。何より冷静に考えても買って損はないと思える内容だったので、今日ついでに買ってきてしまいました。
マキシモパーク自体は、もともとフランツに続いて出てきたポストパンク集団の中でも特別お気に入りだったんですが、好きだからどーとかじゃなくてDVDの中身が素晴らしい。
まず去年と今年のライブ映像が18曲分、そして"A Certain Trigger"収録曲のプロモ映像が6曲分、AOLセッション、BBCセッションの映像が12曲分と結構なボリューム。さらにボーナスCDとしてBBCセッションで演奏した10曲が入ったCDまで付いてきて、これで3500円っていうんだから買わないわけにはいかないっ。
よくよく考えてみると、ライブDVDってのは買ったことがなかったんですが、これぞライブDVDのお手本、というような内容でひじょーに満足しています。

We Are Little Barrie

Little Barrieはモロに「サマソニの余韻」です。サマソニじゃグッタリ疲れきった状況で、しかもかなり遠目から座って聴いただけなのでほとんどちゃんと聴いたとはいえませんでした。
細かい点はほとんど記憶にないんだけど、それでもすごい好印象だったのは確か。実際どんなバンドなのかを確かめるためにも、今回買ってちゃんと聴いてみることにした。何より衝動買いせざるを得ないくらい安かった！（1200円）
サマソニではアークティックモンキーズ後だったためか、「アークティックモンキーズっぽい音を鳴らすバンド」と認識していたんだけど、実際聴いてみてイメージが変わりました。
お猿さんはお猿さんで非常にロックの王道的な音楽をやるバンドだと思うんだけど、このリトルバーリーはもっと本質的に王道に近い、まさに「ロックンロール」って感じのバンドでした。曲の感じはかなり違うんだけど、男くさいゴリゴリのロックンロール（？）な雰囲気はKings of Leonに近いものを感じました。
凄腕ギタリストが率いるバンドって聞いていたのでもっとギターで引っ張る曲が多いのかと思ってたんだけどそうでもなく、むしろ全体的なグルーヴで引っ張る感じ。ボーカルのしゃがれかけの声（この辺を聴いて「Arctic Monkeysっぽい」と思ったんだと思われる）とリズム隊がイイ味出してました。
古めのロックが好きな人は気に入ってくれるかもしれない、そんなバンドでした。

こうして僕の「あぁ、サマソニでちゃんと観ておくんだった」なバンドが一つ増えたのでした。
こないだ買ったLCD Soundsystemもちゃんと聴いてみるとすっごい好みだったし、ホントいいバンドってのは探せばいくらでも出てくるもんですねぇ。