Summer Sonic 06 Osaka 2日目

ふつかめー。あわよくばチャットモンチー、なんて思ってたんですが起きたら既に8時半。片道2時間に準備時間を合わせるとどう考えても11時。残念。


○入場後
そんなわけで11時会場入り。微妙に空いた時間を利用して途中で買ったコンビニおむすびで昼ごはんを済ませ、グッズ売り場へ行ったりして時間をつぶしてました。
適当な時間を見繕ってAmusement Parks On FireのためにSonic Stageへ。


○Amusement Parks On Fire
まだ昼だってのにSonic Stage後方はぐったり横になってる人で一杯。確かにあそこ、寝るにはすごく快適かも。
寝てる人は多かったけど、APOFを見に来てる人はそんなにいないようで、メンバーの顔を余裕で確認できるぐらい前のほうで観ることが出来ました。
Sonic Stageは初めてだったんだけど、前日に居たMountain Stageよりライティングがよかった。前日のWASなんて全体的に暗めのライティングな上にライトが僕とボーカルの人の直線状にあるもんだからせっかくの近さなのに全然顔とか見えなかったですもん。
そんなわけで顔はしっかり観えるし、ライトに映し出された影が壁に映ってカッコいいし、何より音もステキ。とても気持ちのいい演奏でした。
この日は65daysofstaticを楽しみにしていたこともあり、当初3曲聴いたところで出ることにしていたんですが、予想以上の良さに予定を4曲に延長。5曲目以降に後ろ髪を引かれまくりながら、泣く泣く退場。今度前のアルバムとかも聴いてみよう。


65daysofstatic
予想外。65daysofstaticでこんなに客が集まるなんて(失礼)。
僕的には「大好き」の部類に入るバンドだけど何よりインストバンドだしCDが欲しくても店に売っていないようなバンド。デビューアルバムもこないだ日本盤が出たばっかりだし、正直なところそれほど入るとは思ってなかったのでAPOFの時間を少し延長してたんですが、いざMountain Stageに来てみると前のほうは既に埋まっちゃってました。ポストロック恐るべし。
演奏もすっごいよかった。見た目といい曲といい演奏といい立ち居振る舞いといい、とにかく「かっこいい」オーラが出すぎ。
やっぱこのバンドの肝はドラムだなぁと思いました。あの変則的なリズムを正確に刻めるのは本当に凄い。
代表曲は一通りやってくれたんですが、Holeをやらなかったのがちょっと残念。
65daysofstatic終了後、「聴いたことなかったんだけどすっごいよかった」とか「マジかっこえぇ」「ヤバイ」とか、絶賛する声が周りからたくさん聞こえてきたのが印象的でした。
ポストロック恐るべし。


○The Feeling
65daysofstatic終了後からしか聴いていないので偉そうな事は書けないんですが、これもそこそこよかったです。どこかで聴いたことがある、誰かに似てると思ったんだけど思い出せず、終始そればっかり気になってました。APOF、65daysofstaticの幻想的な流れからエルプレ、Phoenixのポップな流れへの良い緩衝材になってくれました。
新曲をやってくれたり(多分そんなこと言ってたと思う)、「また来るよ」とか言ってくれたりととにかく感じがよかった。


El Presidente
このバンドは本当にイイ。ある意味では今年のベストアクトかも知れないです。
曲を聴く前はあのイロモノっぽさからあまり好きになれなかったんだけど、曲を聴いて一気に好きになったのが1ヶ月ほど前。今回ライブを見てさらに好きになりました。ホントあそこまで魅せるバンドはそうないんじゃないですかね?煽りも絶妙だしMCも面白い(演奏終了→ボ:「疲レマシタ」→(観客笑う)→ボ:「何ガ可笑シインデスカ!」なんて、ウケを狙うにもほどがある(笑))、そんで曲もノリが良すぎて踊らざるを得ないとくれば、楽しまずにはいられないッスよ!
いつも日本人顔のドラマーのお姉ちゃんばっかり気になってたんですが、演奏ではキーボードのお姉ちゃんがイイ味だしてました。


Phoenix
エルプレ終了後、またMountainへ。
Phoenixはそこそこ実績もあるバンドってのは知ってたんですが、ホントに人気バンドだったんですねー。一番新しいアルバムしか聴いたことがなかった(しかもそんなに聴きこんでいなかった)のでちょっと心配だったんだけどそれこそ杞憂。気持ちいい横揺れ系の音楽に合わせて踊る周囲につられてついついこちらまで、という感じで気付けばノリノリでした。
踊れるロックってのもいいなー。


The Rapture
ぶっちゃけラプチャーは名前しか知らない謎バンドだったんですが、アーティスト紹介に「ニューウェーブなんとかかんとか」って書かれてたので、「とりあえずチェック入れとこう」ぐらいのノリで観ることにしたんですが…。
ヤバイ、人多すぎる。しかもみんなテンション高すぎww
全く知らないバンドだったのに、周りのテンションに引っ張られてもうとりあえず飛び跳ねとくしかない!そんな勢いだったため、後ろから来るプレッシャーに耐え切れず、前に居た女の子に突っ込んでにらまれたりもしました。ゴメンナサイ。
曲とかは僕がイメージしていたものとは違ったけど、悪くはなかったと思う。商事kいなところちゃんと聴く余裕もなかったので、今度聴きなおしたいところ。


○Editors
ラプチャーが想像以上に盛り上がったのに対し、彼ら終了後一気に観客が減少。ここでまたラプチャーの人気の凄さを再確認したわけですが、僕が観に来たのはEditors。特にちまたでウワサのボーカルの手の動き。これだけは見逃せないっ!
って言うような話を隣にいた静岡から来た熱いお兄さんと語りながらEditorsの演奏へ。
WASとのジョイントライブでも好評だった通り、演奏のほうはしっかりしてました。うまかった。
そして、、、ボーカルのパフォーマンス!動きだけ見るとスイッチの入ったトムヨークを酷くしたような、クネクネした動きはまさに聞いていた通り!あれだけでもEditorsを観た価値があったってもんです。感無量。
そのあとKeaneを観に行くって言ってた熱血お兄さんとガッチリ握手を交わしたあと僕はグッズ売り場へ。けど、Keaneってドタキャンしてたんだよなぁ。ドンマイお兄さん。


○超休憩・Devendra Banhart
グッズ売り場へ行ったはいいものの、オフィシャルグッズはほぼ売り切れてるし、アーティストTシャツとかもかなり少なくなってる。ギリギリまでAmusement Parks On FireのTシャツと65daysofstaticのポスターを買おうかどうか迷った挙句、どちらも買わずに退場。おなかが空いたので屋台で何か食べようとAqua Stageへ。
Aqua Stageで久しぶりに冷凍じゃないたこ焼きを食べながらまったりとステージを見てたんですが、会場にながれるオーガニックでゆる〜い音楽とはかけ離れた"変な"人が一人。なんかね、一人だけ明らかに浮いた格好で踊りまくってるんですが、その踊りがハンパないんです。まさに「踊り狂ってる」という感じで、僕の目はそいつにずっと釘付け。一曲だけ何か演奏していた気もするんだけど遠くでよく見えなかったので実際のところはよくわからないです。でも面白かった。


○The Charlatans
時間がずいぶん余ったので近所のコンビニまで行くことに。が、これが地図で見るより遠くって予想以上のタイムロス。コンビニでアイスクリームとか買って食べてる間にThe Charlatansは始まってました。ガッデム。
途中から入ったんだけど、さすがにラストに近いだけに人が多い。これまでと比べてかなり後方だったにも関わらず、周りも既に大混雑。一応バンドがちっちゃく見えてモニタも見える好位置を確保し、まったり見ました。人通りが多くって落ち着いて見られなかったのがちょっと残念。


Daft Punk
やばかった。ダフトパンクを、テクノを舐めてた。あれだけの数の人間がいっせいに踊りまくってるのなんて初めて見たよ!もちろん僕もアホみたいに踊りまくってたわけですが、音楽であそこまで踊りまくったのはコレが初めてかも。とにかく最高だった!
それにしてもホントにロボットマスクで出てくるんですね。わかっていたこととはいえ何か感動。ステージのライトを反射してギラギラ輝くその姿はまさにロボット。カッコええかった。
選曲もベスト的な曲ばかり。その曲が重なりまくっちゃうんだからテンションあがんないわけないじゃないですか。ダンスミュージックは偉大なり。


○2日目総括
2日目は一日中踊りまくり。縦ノリだけじゃなく横ノリのアーティストも悪くないもんだなーと改めて感じました。
普段ネコ被ってる僕しか知らない友人、同僚には見せたら絶対引くだろうなー。というか、あのノリを共有できる人が身近に居ないのが惜しくて仕方ない。来年は本当に誰か誘って行こうと思いました。