WBC優勝しちゃったよ

日本代表WBC優勝おめでとうございます!
引越しのせいで今現在テレビを見る設備がウチにはなく、決勝戦を見ることは叶いませんでしたが優勝したことについてはいち日本人として普通にうれしい。
正直ここまでやるとは思ってなかったです。予選で韓国に負けた辺りから「こりゃこの大会はダメっぽいな」と決めつけ、グループリーグでさらに韓国に負けたときには「もう終わった」と思いこみ、奇跡の決勝トーナメント進出が決まった際にも「どうせまた韓国に負けるんだろ…」と考えていました。時間が合ったので見ていた準決勝の試合中でも、なかなかチャンスをモノにできない日本に対し「やっぱりダメだな」とか思ったものです。
しかし準決勝、日本は勝ちました。僕のちょーネガティブな考えなどもろともしない打線の爆発、それまで「どうせ負ける」とか考えていたのを忘れるぐらいエキサイトさせられました。チャンスをことごとく潰されるもんだからテレビを離れるわけにもいかず、中々外出できませんでしたよ。いろんな意味でぜんぜん期待していなかった僕でさえ、テレビにかじりついて観ていたんだから、そりゃあ瞬間最高視聴率も50%超えるわな、って話です。それくらいに面白かった。それだけに決勝戦を観れなかったのが惜しい。
春になるとプロ野球のシーズンが始まり、日夜流れる野球中継にうんざりさせられる日も少なくありません。好きなチーム以外の試合なんて、ぶっちゃけ興味ないですもんね。好きなチームがないとか野球自体好きじゃないって人なんかにとってはなおのこと。
が、野球には野球の面白さがあるのもまた事実。試合展開次第で試合時間が変わってくるあたりなんかは、見たい番組の予定が変更されたりして毎日やられるとイライラしたりもしますが、今大会ではむしろ時間制限がないことで一球一球のピリピリとした緊張感が感じ取れた気もします(ちょっと大げさ)。打者ごと・投球ごとにプレーが止まるのも、今回みたいな一発勝負の場ではアリなのかなーとも思わされました。
野球も捨てたもんじゃないな。


スポーツの大会としてみれば、変なルールや変な組み合わせ、審判の微妙な判定とか運営面で今後に不安は残りまくってます。背景とかが結構違うのでサッカーW杯とかと単純比較することはできませんが、出場国数の拡大やトーナメントの組み方など見習えるところは見習い、独自性を出すところはさらに磨きをかけていってほしい。
とにかくWBCに足りないのは「歴史」、これに尽きる。まだ1回目だし、今後回を重ねるにつれてさらに面白く、かつ威厳のある大会になっていけばいいな、と思った。