退学

ゼミの後輩が学校を辞めちゃうらしい。「辞めたいなー」とかいう希望じゃなく、もうはっきりと退学を決意したようで、さっきメールが届いきました。


最近顔を見ないなーと思ってたところ、(僕が聞いたところによると)家庭の事情とかで帰郷したという話で、「それなら仕方がないか」とあまり詮索しないようにしてました。帰郷期間が結構長引いていたので休学しちゃうかもとは考えてましたが、まさか退学しちゃうとは…。


彼は僕らと同じく研究室立ち上げ時のオリジナルメンバー7名のうちの1人であり、外部進学者として入学したばかりで右も左も分からない僕も何かとお世話になりました。後輩が退学に至るまで、極私的な家庭の事情で他人が関与すべきことではないとはいえ、何もしてやれなかったことが少し悔やまれます。あとこんなことならもーちょい絡んでおけばよかったとも。


僕もちょっと凹んでますが、何より先生が凹んでそう。後輩は期待されていたからか、学会参加を頼まれたりして夜遅くまで激務に追われてたんですが、ちょうどその締切り前後で見なくなったので、僕も最初は「激務に耐えかねていなくなった」のかと思ったほど。家庭の事情と聞いたときはちょっと安心しましたが、もし先生が少しでもそういうことを考えてるのならば「ノルマを課しすぎて辞めさせてしまった」と責任を感じずにはいられないでせう。


でもまあ彼はメールで「進路を変えたくなった、就職する」って書いてるし、これはもう誰のせいでもないんだと思います。
急な退学でちょっと寂しくなりますが、後輩の今後が「針路変更してよかった」と思えるような素晴らしいものであるように祈るのみです。最後に飲みに行きたかったなー。
なにはともあれ、がんばれ後輩!