そうだ その1

そうだ、京都行こう。ってわけで京都行ってきました。マジで。
詳細は後日。

先日のサマソニ帰省の折にオークションで落札した青春18きっぷ。帰省時に2回分をつかったはいいものの、残り1回分を残したまま使用期日である10日が迫る状況に。「どこか観光でもしようかなー」とか考えてはいたものの、期限3日前になってもいい候補が見つからず。そうなれば「そうだ、京都行こう」っていう天の思し召し(?)に従い京都に行くしかないじゃないですか!(ぇ

というわけで今回の目的地は京都。これまでに行ったことのない伏見稲荷の千本稲荷をメインターゲットに京都観光をすることにしました。そのついでに実家へ帰省、1日ゆっくり休んで日曜に帰宅するというスケジュール。目的地を決定したのが出発前日ということもあり、今回はぶらりひとり旅になりました。が、知らない土地をぶらぶら歩くには一人が一番ですよね!ね!?


9月9日。朝5時半起床。1時間ほどで準備を済ませて朝一番のバス&可能な限り早い電車を乗り継ぎいざ京都へ。通勤通学ラッシュに遭遇しなかったおかげで予想より順調に進み、4時間ほどで京都へ到着。

方向音痴な僕としてはちゃんと到着できるのか不安でしたが、稲荷駅は「伏見稲荷へようこそ」的オーラでいっぱい。駅自体社な感じを醸し出してるし地図とかもあるんですが、駅を出るとすぐにでっかい門が見えました。迷いようがアリマセン。ちなみに地図はコチラ

駅出てちょっと歩いたところにある楼門(?)です。こういうときにデジカメを持ってればイイんだけどなー。僕のしょぼい携帯カメラだと色褪せが酷いッスね。

上の門をちょっと行くと稲荷大社の本殿が。この辺から既に周りはキツネだらけ。鳥居の数も多くなり、伏見稲荷に来たなーって実感が湧いてくる。さっそく千本鳥居だ!ということで階段を駆け上がり千本稲荷へ直行!

これは千本稲荷のちょっと手前。この時点で「うわー、すげー」と感激するわけですが、、、

す、すげぇー!!!
いやホントすごいんすよ。一歩歩けば鳥居を3本ぐらい潜ってるんですよね。長さは長いような短いような、想像通りの長さ。だけど鳥居と鳥居の感覚は予想以上に狭く、ギッチリと並んでるわけです。やっぱり本物は違う。本当に見に来てよかった!

千本鳥居を通り抜けると、「おもかる石」のある奥社奉拝所。

「おもかる石」とは、石灯篭の宝珠を持ち上げた時の重量感により神意を図る「占い石」です。願いを念じて、宝珠を持ち上げ、自分の予測より軽く持てれば「願いは叶い易し…」、逆に重く感じれば「叶い難し…」。
伏見稲荷のうんちく話 -伏見稲荷参道商店街ウェブガイド-

だそうです。僕も「お金お金お金…」と思いながらこの石を持ってみたんですが、結構重かった…。懐の寂しさは当分改善されそうにありません。

千本鳥居を見てすっかりハイテンションになった僕。予定では千本鳥居を見た後は一度京都駅へ戻って銀閣寺周辺をウロウロしようと考えてました。ですが時間はまだ昼前。これはてっぺんまで登るしかないだろ!ってことでハイテンションはそのまま頂上「一ノ峯」まで登りきることにした。

千本鳥居前後からは周囲の風景も山らしくなり、セミの鳴き声も増す一方。石段登りといいお天気のおかげで暑さも尋常じゃなくなってきた。でもやっぱ眼前に連なる真っ赤な鳥居と大小さまざまな狐、んでもって周りの自然は素晴らしい。それらを励みにてっぺんを目指す。


四ツ辻周辺から見下ろした京都。手前に大学っぽい建物が見えた。

膨大な数の鳥居を潜っていると真っ赤な鳥居群の中にちょくちょく石の鳥居がまぎれているのに気付きます。赤い鳥居は大体木製で「平成十年」だとか「昭和五十八年」など比較的年号(中には今年五月とかも)が刻まれておりほとんどがこの赤い鳥居なんですが、対して石の鳥居は「明治四十年」とか「大正○年」などものすごく古いものばかり。鳥居に「東京市」「大坂」って刻まれてるなど、なんか時代を感じました。ダメになった鳥居から取り替えられてるようで、この日も改修工事をやってました(赤い鳥居ですが)。石の鳥居もちょっとでも長もちすればいいんですけどね。

四ツ辻からは御膳谷奉拝所周りで登ったんだけど、これがもうともかくしんどい。道は徐々に険しくなるし、周りとか気にしてる余裕がどんどんなくなりました。参道の所々に休憩所が設けられてるんですが、登れば登るほど休憩所が少なくなります。しかも値段も山の上価格。350mlのジュースが180円とかは当たり前。でも無茶苦茶暑いし汗は止まらないしで喉は渇く一方。結局往復で計2,3本は買っちゃいました。



頂上付近で力尽きかけたものの執念で登頂。とうとうてっぺん「一ノ峯」に到着。

駅についてから約1時間半。このころには足が棒になってましたが、周りの風景とキツネ、そして登り切ったことによる達成感から脳内麻薬が分泌されまくりで非常にハイテンションに。でもやっぱ疲れた…。


後は下るのみ。休憩所で少し休みをとりいざ下山。下りは南回りの道で降りることにしたんですが、これがまた楽なんだわ。下りということも関係してるのかもしれないけど、たぶん北周りルートよりも南回りのほうが近いんじゃないか、って思うぐらい楽に下れました。


二ノ峯。

でこれが三ノ峯。写真だけだとあんまり違いがわかりませんね。実際見てもあんまり違いはわからなかったです(ぇ


帰りにもう一回千本鳥居を通って(やっぱ凄いね!)、記念にキーホルダー的なお守りを買って今回の伏見稲荷参拝は終了。てっぺんまで上るのは結構しんどかったものの、伏見稲荷は想像以上に良かった。道を行きながら思ってたんですが、もーちょっと遅い時期に来ると紅葉がすっごいキレイなんだと思います。秋にかかわらず、もう一回ぐらい来たいと思えるイイ神社でした。やっぱ神社仏閣サイコー!!

参考
伏見稲荷大社
京都・伏見稲荷参道商店街ウェブガイド