親善試合 日本−ホンジュラス

なんつーサッカーしとんねん!ノーガードの打ち合いってのはこーいう試合のことを言うんだね!

本日のスタメンは海外組仕様。DF以外の6人は海外組でした。中田英、中村、稲本、中田コ、高原が同時に出てる試合なんてかなりヒサビサな気がしますね。楢崎も中澤も宮本もいるメンツはシドニー五輪代表を思い出させます。そう考えるとシドニー五輪代表ってすっごいメンバーだったんだなぁ、と実感。

シドニー五輪のフラット3とは打って変わって今日は4−4−2。これまでの試合を見た感じ、日本代表の4−4−2はディフェンス面で安定性に欠けるって印象が強かったんですが、今回その現実をまじまじと直視するハメに。
試合を通して4バックのサイド、特にサントスのあたりをずたずたに切り裂かれて結局4失点。失点を含む決定的なシーンのほとんどがサイド攻撃からで、見ていて逆に気持ちのいいぐらいキレイに攻め込まれておりました。相手の右サイドが良かったとはいえ、それを全く止められないのは見てて切なかったデス。「サントスの裏」はこれまでに何度も何度も言われ続けてた日本の弱点なのに、全く改善が見られないのはホントどーなんでしょう。このままW杯本番まで突っ走りそうなのが心配でなりません。
4−4−2のサイドとしてのサントスの有用性ってのは今日の試合でバッチリ確認できましたが、かといって即戦力となりうる代わりがぱっと思い浮かばないんだよなあ。僕が知らないのはJに疎すぎるってのがあるにしても、ジーコはちゃんとJリーグの試合とか見てるのかなー。メンバーを固定するジーコの方針から考えれば、新戦力発掘の乏しさというのは仕方のないものとして諦めるしかないのかなーと半ば諦観しつつ今後に期待。

「日本代表における4−4−2のヤバさ」が今日のゲームの課題だとすれば、本日の収穫は高原・柳沢の3ゴール。最近は取るべきときに取れるFW(大黒とか)が現れてきただけに海外組としても結果を出しておきたいところでしたが、ヒサビサ代表の高原も、コンフェデ以来の柳沢もきっちり決めてきました。この2人が結果を残したことでFW枠争いがわからなくなってきました。こういう競争はいくらでもやって貰いたいものです。
それにしても「得点に目覚めた柳沢」はホントイイな。惚れそう。

今日の試合は5−4で中日が…とか言いたくなるようなスコアだったけど「勝った」ということは評価に値すると思う。本番までの時間には限りがあるし、致命的な課題を早い段階で見つけられた(ずっと言われてたことだけど)のは前向きに考えるべき。あとはこの経験をちゃんと生かせるかという問題ですね。これまでのジーコを見てるとあんまり改善されなさそうなんだけど…。来月の欧州遠征に期待。