スペースシャトルディスカバリー無事帰還乙

18時ごろに着陸予定だったスペースシャトルディスカバリー号。気付けば19時で「あぁもう着陸しちゃったかなぁ」と調べてみるとなんだかまた1,2時間ほど延期になったらしく、今も地球上空をウロウロしているとのこと。というわけでNASAだかどこだかのネット中継を見始めたのが20時。次の着陸予定は21時過ぎということなので、まったりと中継を眺める。当然といえば当然なんだけど、やっぱりスペースシャトルって速いのなー。マダガスカル上空を飛んでたかと思えば、気付かぬうちにニュージーランド上空を通過してんの。さすがはウチューセン。
ニュージーランド上空を通り過ぎたか通り過ぎる前か、そのあたりでちょうどそのあたりで大気圏に突入し始めたらしいんだけど、中継で焦ってる様子もないので空中分解とかはしなかったんだなーととりあえずひと安心。
その辺から徐々に中継映像にも変化が。着陸地点のエドワード空軍基地へ針路を調整すべく、機体を細かく左右に傾けながら、ちょっとずつ、でもすごい速度で基地へ近づいてくる。着陸予定は9時12分。ちょうどNHKのニュースの時間だし、聞き取りづらい英語中継よりは日本語中継で見ようと思ってテレビをつける。さぁ始まったぜ、ニュース・・・


NHKスペシャル被爆60周年企画」



NHK、空気読めよっ!


まぁ今日が長崎の原爆記念日なのはわかるしシャトル着陸が日程的に不安定で番組にしにくいのはわかるがもーちょっと頑張って欲しかったな。どーやらどのチャンネルでも中継は組まれてないらしく、どこをかけても野球やらドラマしかやってねーの。まぁいちスペースシャトルの着陸って言ったらそれまでなんだけどこの扱いは酷いよな。


気を取り直してネット中継。映像も機体の位置とか体勢を示してたCGからカリフォルニア周辺の地図へ切り替わり、その後普通のカメラ映像(っていっても赤外線カメラっぽかったけど)に。徐々に大きくなる機影、シャトルの形がはっきりと目視できるようになりひとり自宅で大興奮。友人とメッセで「キタコレ」「ヤバイ、徐々にでかくなってきた」とか言ってるウチにいつの間にか空港へ侵入。するすると滑走路へ入り、見事にタッチダウン成功!「大気圏突入で成功してもうまく着陸できないと元も子もないよなー」とか思ってたんですが、心配するのが馬鹿馬鹿しいぐらいに時間ぴったり、見事なソフトランディングでした。


結果から言えば見事に帰還成功なわけですが、これってやっぱものっそい怖かったでしょーねぇ。いつも通り宇宙へ行って帰ってくるだけならまだしも、いっこ前のシャトルが空中分解してるんだもんなー。その上今回もタイルがはがれたり、何かはみ出したり、史上初めて宇宙で修理をしてみたりと不安要素を挙げればキリがないですもんね。オレなら行けないですね、ホント。
そんな中で、今回のミッションが成功したってのは今後の宇宙開発にとっても大きいんじゃないでしょーか。最近はどこも安全第一で少しでもリスクがあろうものならばそれを回避しなけりゃならない感じになってますが、宇宙開発のような最先端中の最先端では多少のリスクは覚悟しないといけないんじゃないかなぁ、と思います。あくまで個人的にはですが。

なにはともあれ無事に帰還できてよかった。今回のフライトで得た経験を糧に、できるだけ早く次の打ち上げが出来ればいいですね。



ディスカバリー、エドワーズ空軍基地に無事着陸 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)