電気のない生活

朝言ったとおりだけど、今日は9-18時の間で停電&断水だった。
ここのところ夜型生活が続いてるオレだったので停電の間は寝る予定だったんだけど、こういうときに寝るのは何だか寝ることを押し付けられてるみたいで気が向かない。
寝るしかすることがないとなるとやけに他のことがしたくなってくる。不思議なもんだ。


というわけで、この停電のなか、あえて普通の日曜日みたいな生活を送ってやることに。
とりあえず今日はそこそこ天気もよかったので布団を干す。
で、ベランダの窓を全開にして、窓際で本を読んだ。
普段扇風機が24時間フル稼働してるのであまり気付かなかったけど、窓とドア(チェーンロックをかけて開けっ放しにする)を開放して風の通り道を作ってやると、結構自然風でも涼しかったりする。


やっぱ停電のせいなのか、窓を開けっぱなしにしてても何の音も聞こえてこない。
普段は誰かがテレビとか音楽を大きな音で流してたりするんだけど、それが聞こえなくなっただけで生活感ってやつがごっそり持っていかれた感じ。
まぁ逆に言えば読書をするには絶好のシチュ。
周りが何にも聴いてない中、自分だけPCのバッテリで音楽を聴く。そして本を読む。
あぁ、なんて贅沢なんだ!
とかアホなことを考えたり、貧乏な贅沢を味わったり。
そんな感じで午前中は窓辺でダラダラと本を読んでました。


というわけで「やがて哀しき外国語」読了。
小説と専門書以外の本を読むのがヒサビサだったので、なかなか楽しんで読み進められた。
これは筆者が10年ほど前にアメリカにいたころの生活録みたいな本だったが、あんまり古さは感じられなかった(とはいえ多少のギャップはありますが)。
この本を読んでたら、なんでだか小学校のときの読書感想文を思い出した。
オレの中じゃ「感想文=小説・物語」みたいな式が出来上がってたんだけど、よく考えてみればこういうエッセイみたいな本で感想文を書くのも面白いかも知れないなぁ。小説なんかより個人の考えが明確に書かれてる分、結構書きやすいかも。
世の小中学生もそういう枠に囚われずに本選びをすべきだね、うん。


読書を終えると一気にやることがなくなった。
まだ本棚に「ねじまき鳥シリーズ」がストックされてるものの、三部作を一気読みする気力はなかったし、もうちょっとライトなものが読みたかった。
こういうときは古本屋に限る。
というわけでまた古本屋へ。
いつも本屋に来て思うことなんだけど、オレってあんまりイッパイ本を読んできたわけじゃないから、どういう作家が面白いのかとか自分に合ってるのかって言うのがいまいちよくわかってない。
おかげでとりあえず読んでみて面白かった村上春樹の作品を買い漁ってるわけだけど、正直他の人のも読んでみたい。
そう思ったところで天からお告げが下るわけでもなく、今日もとくにアテもなく本を選ぶことに。
とりあえず前に購入を迷った二冊をチェック。
こないだ見かけたNHKへようこそは売れたようで、前見かけた場所には置いてなかった。
キャッチャー・イン・ザ・ライはまだ売れ残ってたんだけど、お金を下ろし損ねたオレに800円の出費は大きすぎた。
昼メシ抜きを恐れたオレはハードカバー本を諦め、文庫を買うことに。
といってもやっぱり何を読んでいいのかわからないから結局は村上春樹に辿り付く。
結局今日は「スプートニクの恋人(ISBN:406273129)」を買いました。300円。


あとはもう特記することはないです。
本を買って、帰りにジャスコで昼ごはんを買い、家路へ。
音楽を聴きながらメシを食い、本を読んでると急激な睡魔に襲われる。17時。
そのまま眠りにつき、さっきまで寝てた、と。


今日は寝ないって決めてたのに、結局は夜型生活から脱却しきれず。
まぁ停電なんてものはあんまり経験できるものでもないし、冷蔵庫の中身も無事っぽかったし、日曜らしい日曜だったなぁ、と。


※電気は定時に切れたものの、水はそれ以降も出続けた。タンクに溜まってた分ですかね?そのおかげもあって、結局のところあんまり不便な生活を強いられることはなかったり。何のための停電&断水だったのやら。