2009年の音楽を振り返る

さあやってきました、毎年恒例、年末の「極私的ベストオブザイヤー」のお時間です!
ちなみに、2009年の極私的ベストライブは4月のThe Hives!自分史上サイコーのライブでした!

ルナティック・アサイラム(初回生産限定盤)And So I Watch You From AfarRaditudeハイファイ新書Away From the Sea
Love 2MANNERSOcean EyesWolfgang Amadeus PhoenixSing the Word Hope in Four Part Harmony

今年はiPhoneLast.fmのおかげで蓄積できたほぼ正確な再生回数をベースに、独自の計算式で重み付けした上、更に独断と偏見で入れ替え等を行ったものが上記の10枚になります!
いちおう実際の再生回数をベースにしてるのでこれ以上正確な情報はないと思うんですが、実際に並べて見るとなんとなく意外な感じ。


以下、1位から5位までを個別に取り上げてみました。
1. Kasabian – West Ryder Pauper Lunatic Asylum
カサビアンの3枚目。夏前にアルバムを出して夏フェスで来日、その後冬にも再来日という王道的な流れの中で、文句なく今年一番聴いたアルバムになりました。
2ndも好きだったけど、この3rdはすべてにおいて2ndを上回るアルバムだと思います!個人的には!ホントに好きなアルバムです!
1月の来日は無くなっちゃったけど、カサビアンのことだしきっとまた夏にくるよね!

先行公開されてたこの曲が好き!


2. And So I Watch You From Afar – And So I Watch You From Afar
アイルランドのポストロックバンド、And So I Watch You From Afarのデビューアルバム。セルフタイトル。
カサビアンに続いての2番目にはなっちゃったけど、個人的にはこいつが一番でもおかしくないと思ってました。2009年最大の掘り出し物。
職場の近所のCDショップで試聴した1曲目「Set Guitar To Kill」が完全にツボ。心奪われました。
Mogwaiから65dosへの流れを受け継ぐ轟音系ポストロック。とにかくカッコ良すぎるのでもっといろんな人に聴いてもらいたい!

この動画を観て!鳥肌もの!


3. Weezer – Raditude
最近ハイペースでリリースを続けるウィーザーの最新盤。
前作、通称「The Red Album」がウィーザーのジメジメした一面が多めのアルバムだったのに対し、この「Raditude」は軽快で明るめのパワーポップ全開アルバム!
エレポップ分を取り入れたりインド風味だったりと、新しい要素を取り入れつつウィーザーらしさも感じさせる、絶妙な一枚!


4. 相対性理論 – ハイファイ新書
そう、それはちょうど去年の今頃。年末に実家に帰る際、車のラジオから流れててきたのが「四角革命」。一度聴いたら耳から離れない音と声と詩に完全にやられてしまいました。
今年後半こそ聴く回数は減ったものの、上半期はだいぶ聴いてた気がします。
普段聞かないだけで、邦楽もまんざらではないと感じた一枚。


5. Yuksek – Away From The Sea
ポストJustice?とか言われてたYuksekのデビューアルバム。
実際ジャスティスな感じはあまりしないのは置いといて、Yuksek自体はとても素晴らしいエレクトロニカだと思います。
飛び抜けてすごい好きな曲というのはないんだけど、アルバム全体の流れ・雰囲気が好きな結果、結構繰り返し聴いてたみたいです。この位置にいるのが自分でも驚きなくらい。


続いて6位以下。
6. Air – Love 2
エールの最新盤。これもYuksekと同様、「意外と聴いてたんだなー」と自分で思うくらい聴いてたみたいです。
実にエールらしい、良質なフレンチポップなアルバムでした。


7. Passion Pit – Manners
2009年の掘り出し物その2。エレポップ感あふれる楽しい音はまさに今年のシーンを代表するといってもいいくらい。来年2月のライブも楽しみ!


8. Owl City – Ocean Eyes
2009年の掘り出し物その3。数あるThe Postal Serviceフォロワーの中でもまさに「正統後継者」という感じのエレポップ。ポスタルサーヴィス好きな僕がこの音を嫌いなわけがない!
BBCの「Sound of 2010」の候補にも上がって今後ますます注目されるはず!


9. Phoenix – Wolfgang Amadeus Phoenix
フェニックス。序盤の2曲だけでも名盤にするにふさわしい!(他の曲もいいけど、1901とLisztomaniaは飛び抜けて素晴らしい!)
サマソニ(大阪)では急病のせいで観られなかったけど、またいつかフェスで見れると信じてます!


10. Maybeshewill - Sing The Word Hope In Four-Part Harmony
系ポストロックバンド Maybeshewill。ASIWYFAにハマっていろいろ調べてるときに「ASIWYFAと一緒にツアー回ってるらしい」という情報を聴きつけ、気になって聴いてハマった、という。
ASIWYFAがギターリフと変拍子を多用するのに大して、こちらは音の重なりや朗読などより叙情的で、また違った良さがあります。


以上、今年の極私的年間アルバムベスト10でした。
次点を上げるとすれば、Van SheとかThe LongcutとかMstrkrft、School of Seven Bells、Julian Prentiあたり?


こうやって見てみると、夏フェスバンドが今年はカサビアンとフェニックスとウィーザーくらいなんですよね。いつもなら夏フェスバンドばっかりになっちゃうのに。びっくり。
上に挙げたのを見て頂いて分かる通り、今年は王道的なロックより、エレポップやポストロックなど、少し王道から外れた感じの音楽をよく聴いてたかも。
今思えば、今年は「ムーブメントの変わり目」っていう年だったのかもしれませんねー。


今年は音楽的には非常に充実した一年でした。2010年はどうなるのやら。楽しみ。