オブ・ジ・イヤー
2006年の音楽を振り返る。
今年は実にたくさんのCDを買い、実にたくさんの音楽を聴きました。社会人の資金力は半端ない。その分ヒマというヒマが無くなり、ライブなんて行きたくても行けない身になっちゃいました。
それはそうと、とりあえず今年買ったアルバムのベスト5的なものを以下に挙げていきたいと思います。
ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット
- アーティスト: Arctic Monkeys アークティックモンキーズ
- 出版社/メーカー: Hostess
- 発売日: 2006/01/24
- メディア: CD
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ベタ過ぎて出来れば挙げたくなかったんだけど、悔しいけれどこればっかりは挙げざるを得ません。やっぱり冷静に考えても今年はArctic Monkeysの年だったもん。実際に今年一番聴いたバンドだし(Last.fm調べ)。
彼らの出てくるちょっと前からUKのバンド全体に勢いみたいなものは感じ取れましたが、それが彼らの出現でより一層加速したのも事実。
2,3年後には「Arctic Monkeysのアルバムを聴いて『オレもバンドを始めよう』と思った」ってバンドが出てきそう。ちょっと楽しみ。
- アーティスト: モグワイ
- 出版社/メーカー: PIAS/Hostess
- 発売日: 2006/02/25
- メディア: CD
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やっぱモグワイはすごい。これは僕に限った話かも知れないんですが、過去に出したアルバムの中でも特別に好きな一枚とかがあったりすると、それ以降のアルバムは少し色あせて聴こえちゃったりしちゃうもの。なんというか、期待が過剰過ぎて実物を受け入れられないというか。
Mogwaiの場合においては、僕の中では"Rock Action"が別格。別に他のが嫌いってわけじゃないんですよ?Mogwaiに関して言えば、他のアーティストと比較したらどれも別格的なアルバムなんだけど、その中でもさらに別格なのが"Rock Action"なのです。
だから、頭のどこかで「あのアルバムに匹敵するアルバムはなかなか出ないんだろうなぁ」とか考えたりもしていたわけですが、この"Mr.Beast"でその予測は完全に裏切られました。
1曲目から2曲目への流れだけで完全に虜に。それ以降の曲についてももはや言うべきことが見つからない完璧っぷり。
例えるならば、Beckの"Odelay"に対する"Guero"みたいな感じ?それ以外のアルバムが悪いわけではないんだけれども、「そうそう、やっぱこういうのを待ってたんだよなぁ!」そう再確認させてくれるアルバムでした。スバラシイの一言。
こうしてめでたく「僕的Mogwaiベストアルバム」である"Rock Action"に並び立つアルバムとなったのでした。本当に聴きまくりました。ライブ行きたかった。
- アーティスト: 65daysofstatic
- 出版社/メーカー: Thomason Sounds
- 発売日: 2006/03/19
- メディア: CD
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ポストロックといえば、これまでMogwaiとかSigur Rosみたいな、どちらかといえば落ち着きのあるバンドを連想することが多かったんだけど、65daysofstaticはその枠組みを見事に打ち砕いてくれました。
Mogwaiもかなりノイジーな方だと思うんだけど、65daysofstaticはその遥か上(斜め上?)を行くノイズっぷり。B面集(asin:B000J3FD9Q)の1曲目なんて高音ノイズがすごすぎてヘッドフォンで聴くのが辛いぐらい。
そんな「うるさすぎる」感じの音楽なんだけど、とにかくカッコイイ。何度聴いても惚れ惚れしてしまう、計算し尽されたようなノイズが乗った轟音ギター。これまた何度聴いても読み解けない、激しくテクニカルなドラム。このバンドはとにかくクール。
65daysofstaticは、あるようでなかなか見つからない、頭をガンガン振りたくなるようなカッコイイ音を鳴らせるバンドです。前作(asin:B000GFLDIW)もオススメ。
サマソニの演奏終了後、「知らないバンドだったけどものすごい良かった…」としみじみ語る周りのお兄さんお姉さんの言葉がとても印象的でした。今度は単独ライブで観てみたい。
- アーティスト: オアシス,ノエル・ギャラガー,リアム・ギャラガー
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2006/11/15
- メディア: CD
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去年サマソニで十数メートルの距離でリアムを見たときには、以降1年間くらい思い出すたびにプルプル震えたりもしていましたが、今回はさらに近かった。これもまた1年ぐらい、その晩演奏された曲を聴くたびにプルプル震えたりしてしまうんでしょう。一生の思い出になりました。
以上!ベスト5って言いながら4枚しか思いつきません!というか絞り込めません!
…だって、それ以外のアルバムって全部おんなじくらい好きなんだもん!
JetとかIncubusのアルバムだってすごい好んで聴きまくったし、トム・ヨークのアルバムだって今となってはかなり傑作だと思えるようになった。サマソニ組にも愛着あるし、最近で言えばRatatatはここのところずっとMP3プレーヤーに入りっぱなし。The Riflesもそう、あんまり取り上げなかったけど地味に大好きだったりします。The Longcutの鳴らすクールな音も大好きだし、Keith、The Sunshine Undergroundは本気でBritish Anthemsで観たかった。
とまぁ、挙げればキリがないんですよ。上の3つは「今年のベスト」って企画を考えた段階で即座に思い浮かんだんだけど、それ以外は考えても悩んでも、どれも甲乙つけがたいものばかり。
というわけで5枚に絞る事ができません!だから3枚で許してください('A`)
とにかく今年は音楽的にはすっごい充実した一年でした。強いて言えば、もっとライブに行きたかった。
今年の勢いを保ちつつ、来年はもっと活発的にライブとか行きたいですね!
(オマケ)来年楽しみなアーティスト*1
・Radiohead
・Death Cab for Cutie
・Postal Service
・Kings of Leon
・Interpol
・The Hives
・The White Stripes
この辺りが出てくれればホントに嬉しい。来年もよい年でありますように。
*1:特に何らかの情報があるわけではないけれど、個人的に、勝手に「アルバム出ないかな〜」と期待しているバンド。既にアルバムの発売日とかが決まってるアーティストは除外気味です