ひさびさに

目の前の問題の山積っぷりに死にたくなってきた。ここまで自分を追い詰めたのは間違いなく自分。誰も責められない。
問題はここまで追い詰められてるのに何にもやる気にならないってこと。このままだと正月も休むヒマもなさそう。いや、休みは死んでも貰うんですけど。


来月半ばまでに修論を書き上げないといけないわけですが、ここ数ヶ月全くやる気になれない。
ある問題に対し、それを解析し、問題を改善すべく試行錯誤して新手法を提案するという行程はすごく楽しい。頭を使って考えまくる、言ってみればパズルみたいな段階。壁にぶつかったり新たな問題が出たりと苦労することもあるけれど、「頭使ってるなー」って実感が湧くしやりがいもある。

手法を提案した後、それを動かすためにシステムを実装するのも嫌いじゃない。(特に締切りがなければ)単調なプログラミングの作業もあまり苦にはならない。
プログラミングのスキルがまだまだ発展途上な僕にすれば、何かを組み上げるという作業自体がすごいタメになることばかり。問題が発生したら原因を探す、そんで解決策を見つけるというパターンは上でも言った研究のコアの部分と同じだし、何より「勉強してるなー」って気分で満たされる。そう考えると僕は知識欲旺盛、根っからの勉強好きなんですね。自分で言うのもおかしな話だけど。


一方で、考えた手法が正しいのかどうかを評価実験で確かめるという行程はものすごく苦手。苦手というか大嫌いといってもイイと思う。
新たな問題点を発見するため、よりよい手法を導き出すためにはフィードバックってのが重要というのはよくわかるんだけど、実験というのはどうにも単調になりやすい。この手法がどのくらいの精度で正しいのかを知るためだけに、いちいち細かいデータを取って何かを計算するっていう単純な作業の繰り返しには知的作業のカケラも見られない。この行程は僕に取って苦でしかないんだけど、研究結果として重視されるのは使い勝手とか便利さではなく、精度みたいな数値化されたものなんだよなあ。(もちろん使い勝手・便利さが優先される分野もあるだろーけど)


こういうところを踏まえて考えると、僕は研究職よりもモノヅクリのほうが向いてるんだなーとしみじみ感じる。いつまでも新技術を勉強し続けられるという点では研究職に憧れる部分もあるけれど、やっぱり実験実験の毎日は僕には無理だ。


でもまあ僕なんてかなり恵まれた位置にいるんだと思う。より実験データを重要視するような学科じゃ泊り込みでデータ取りなんて当たり前とか聞くし、同じ情報系でもウチみたいな分野だと実験なんてほとんどやらないし。そういう点ではこの研究室を選んだのは正解だったのかも。


それでもやっぱり実験はめんどう。やる気もおきない。研究だけならまだしも、最近日々の生活に対するモチベーションも保てなくなってきた。目標もない。過ぎ行く日々をただ見つめるのみ。


アア、ヒサビサにぐったり来てるせいですっごいダウナーなことを書き連ねてしまった。ダメだ、不幸せ回路を閉じるためにももう寝よう。