台風一家、その2

死ぬかと思った(汗
よくニュースで、「今回の台風で死者10名」とか言ってるのを見て、
「台風のなかワザワザ出かけようとして死ぬなよ、台風ごときで死ぬってよっぽどついてなかったんだろうなぁ」
とか思ってたんだけど、実際に台風の中を原付で走り、傘もささずに歩くことで、そのヤバさを身をもって体験した。


今日は台風のおかげで休講になったんだけど、実を言うと昨日も「眠い。寝る」とかいう理不尽な理由で研究室へ行くのをサボったわけで。
さすがに二日も続けてサボるわけにもいかず、とりあえず顔出しだけでもしておこうと思い、暴風雨の中出勤することに(夕方6時ごろ)。
ウチから研究室までは「晴れてる日」なら原付で5-10分程度あればつく距離なので、特に問題もないだろう、と。


シカシ、その考えは甘かった。
駐輪所に原付を止める。建物まで200㍍といったところ。
この風じゃ意味がないので傘はささず、しっかり地面を踏みしめるように歩く。
暴風雨とはいえ、何とか歩ける。
「なんだ、大丈夫じゃん。」とか思いかけたそのとき、横風が追い風に変わり、しかもすさまじい突風が。
出来るだけ注意を払って、しっかり地面に足をつけて歩いてたつもりだったんだけど、それでも飛ばされそうになった。文字通り「飛ばされ」そうに。
僕も一応一般人。年齢・身長からしてもいちおう平均体重、特に軽いわけじゃないハズ。
なんだけど、それでもその体が本当に浮きそうになるのね。本気でビビったよ。
こりゃ死人も出るわな、と痛感。急に暴風雨の中を歩いている自分がアホに思えてくるとともに、自分の置かれた状況に不安になる。
帰るのが怖くなった。


建物に到着するころには、全身シャワーを浴びたようにずぶ濡れ。
おかげで、濡れた服が体にまとわりついて不愉快で仕方ないわ、体はどんどん冷たくなってくるわで作業どころじゃない。
とりあえずココアを飲んで体を温め、雨風が弱まるのを待ち、ころあいを見て帰宅。
死ぬ思いをしてまでたどり着いた研究室。
僕は何をしに行ったんだっけ…?


台風の恐ろしさは身をもって味わえました。
こんな暴風雨の中、二度と出かけるものかっ!
#研究室でずぶ濡れのまま飲んだココアはウマかった。
#けど、わざわざ台風の中出かけてまで飲むもんじゃない。
#素人にはオススメしない。