UEFAチャンピオンズリーグ 決勝

毎年思う。
やっぱタイトルがかかった試合はもの凄い見応えがあるなぁ、と。
以下今日の試合について語ります。
ネタバレあり。
ビデオに撮ってるとかで試合をまだ見てない人は注意してくださいね。


まず、今日の試合、両チームともここまで勝ち残ったのは運だけじゃない、ってのを十分に証明した試合でした。
タイトルがかかってくると選手もモチベーションが高まるだろうけど、見る側としても最初からテンション上がりっぱなし!


で、結果ですが、スコアだけみると3-0、結構な差でポルトが勝ったわけですが、途中まではどっちに転んでもおかしくない試合。
ここで、試合を分けた原因をいくつか考えましょー。


まずは、モナコのジュリの負傷。
デシャンも焦ったでしょうねー。
早い段階での負傷交代だったんで、余り影響がないかな、とも思ったけど、今思えばあの辺りから大きな流れがポルトに傾いたのかも。
ジュリの交代前後まではモナコが攻め込むことも少なくなかったけど、なんか攻めさせられてる?って感じたのはオレだけでしょうか。
その後、モナコに何度かチャンスが。
けど、その度に際どいオフサイドを取られたり、ファールを取って貰えなかったり。
この程度はよくあると思うけど、不運にも判定がポルト寄りだったかな。
それより大きな要因となったのは、やっぱりポルトの堅実な守備。完璧といっても良いくらいにモリエンテスとロテンが抑えられ、モナコは攻め込むもののシュートにまで持っていけない。
あの守りをやられたら、並みいる強豪が負けるのも頷ける。
それくらい完璧な守備に見えました。


モナコは二点目を取られてから大きく崩れちゃいました。
オレが監督でも同じ采配しますけど、追いつくためにFWを三枚にした結果、薄くなった守備を突かれたカタチで試合を決める三点目。


個人的には、モリエンテス、デコに注目(ありがち)。
特にモリエンテス
ロナウドやらの加入でマドリーじゃここんとこ不遇の扱いだったわけですが、モナコに移ってからはシーズン初めから好調を維持。
さすがモリエンテスって活躍を続けてました。
なんか日本人が一番好きそうな設定じゃないですか、挫折を味わった人の再起ストーリー。
前から好きだった上に前節の活躍を見せられちゃ応援せずにはいられません。
この試合は不発でしたがシーズン通して一流であることを証明。
今後どっかに移籍するにしても、いい評価をもらえるんじゃないでしょーか。


今回の優勝はポルトってわけで、去年のUEFAカップ優勝とかも考えると妥当って言えば妥当だったのかも。
んじゃ来年はバレンシアが優勝か(マテ
まぁどっちが勝つにしろ面白い試合でした。


にして、デシャンが監督としてCL決勝まで残ったり、こないだ日本と試合したハンガリー代表の監督がマテウスだったり、あの世代がもう監督として活躍する時期になっちゃったんだなぁ。
バッジォとかももうちょいしたら監督になるんだろーか。


あと、ポルトガルのクラブチームがCLで優勝した、ってのはナショナルチームのほうにもイイ影響になるでしょう。
そーなってくると、EURO2004ポルトガルの試合ぶりも見ずには居られないかも。